葉挿し?挿し芽?乙女心に適した増やし方とは

乙女心

バナナが実っているような葉の形の乙女心は、セダムに属します。
葉には白い粉が薄くあり、冬になると寒さで葉先がポッとピンクに紅葉し、とてもカワイイ姿に。


まさに乙女といった感じで、ネーミングのセンスはバッチリですね。

 

 

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多肉植物を増やす方法には、挿し芽や葉挿し、株分けなどがありますが、乙女心の葉挿しの成功率は低いとされています。
挿し芽で増やす方法が、適しているようです。
カットした元の茎からも、次々と赤ちゃんが芽吹いてくれます。
5月に、うちの乙女心も、挿し芽と葉挿しの両方の増やし方を試してみました。

カットした芽からは、1週間ほどで発根を確認し、無事に植えつけ完了。
葉挿しの方は1週間~2週間で、ほとんどの葉から発根しましたが、芽はなかなか出てきません。

乙女心の挿し芽

カットした乙女心の発根の様子

乙女心の葉挿し

乙女心の葉挿し

葉挿しの方も、発根しているものから土に植えてみましたが、なかなか芽は出ませんでしたね…。
そして暑い夏に、透明のゼリー状になってしまい、ほとんどが溶けてしまいました(泣)。
約10本中、残った葉は3本といったところでしょうか。
葉のままの状態で夏を越せた成功率としては、30%という低さです。
3カ月経っても、まだ芽は出てきません。
それでも残った3本の葉は、枯れることもなく溶けることもなく、不思議ですね。

葉の状態をキープしたまま、秋に入り涼しくなってきた頃に、やっと1本の葉から芽が出てきました。
5月に葉挿し用に葉を採取してから、4カ月後のことです。
その後はスクスクと成長し、乙女心だとわかる形になっていきました。

そして、発根からなんと半年後に、ようやくもう1つ芽が出ているのを確認!
半年間も葉の状態のままダメになることもなく、こうして芽が出てくるということに強い生命力を感じますよね。
多肉植物の原産地は、中南米やアフリカなど、過酷な環境の地域が多いので、生き抜く力も強いのかもしれません。
逆に水のあげ過ぎなど、過保護なお世話をし過ぎると、弱ってしまいます。

乙女心の葉挿し

乙女心の葉挿し 4カ月後

乙女心の葉挿し

半年後に芽が出た乙女心の葉挿し

根っこと葉っぱだけで、暑い夏も乗り切り、ようやく芽が出ましたが、この先ちゃんと成長していくのか見守りたいと思います。
やはり、乙女心を簡単に増やす方法は、挿し芽の方が適していますね。

 


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