多肉植物は手がかからず、育てやすい植物です。
その中でも暑さ寒さに比較的強く、丈夫で育てやすい白牡丹は初心者にもおすすめの一つ。
更に白牡丹は、カット芽挿しも葉挿しも発根率は100%という高い成功率だと感じているので、初めての方でも増やしやすく、挑戦しやすい種類です。
多肉植物の栽培には、お気に入りの株を増やす、という楽しみ方もありますよね。
カワイイ赤ちゃん多肉が増えていくところから、多肉植物にハマッたという方もいることでしょう。
白牡丹の挿し芽と葉挿しでの増やし方や成長していく姿を、画像と共に紹介していきたいと思います。
成長途中で、白牡丹の隣に植えてあるトップスプレンダーとの戦い(?)を乗り越えていく姿も載せてみました・・・。
白牡丹の育て方
まるで、花が咲いているような形の葉を持つ白牡丹は、グラプトベリア属に分類され、朧月(グラプトペタルム)×静夜(エケベリア)によって作られた、交配種とのこと。
育てやすく増やしやすい性質は、親の朧月から受け継いでいるのかもしれませんね。
日光が大好きな白牡丹。
風通しと日当たりが良い場所で栽培しましょう。
とても丈夫なので、雨ざらしでも元気に育ってくれますが、やはり雨を避けた方がキレイな姿を維持できると思います。
うっすらとまとっている白い粉は、手で触ったり水で濡れたりすると、ハゲてしまうからです。
また、葉の部分に溜まった水滴に、日光が当たると、レンズのような働きをしてしまい、葉焼けの原因になることも。
水やりは、上からかけず根元に、雨水は、葉の部分に溜まらないよう注意してあげましょう。
水やりは1カ月に1回ほどでも、十分に元気にしています。
逆にあげ過ぎると、蒸れて腐ることがあるので、乾燥気味に育てる方が良いでしょう。
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白牡丹の増やし方
白牡丹は、挿し芽や葉挿しといった方法で増やせて、失敗も少なく、とても簡単です。
5月に、白牡丹をカットした時からの、成長していく姿を紹介していきます。
カットした上部の芽は、下の方の葉を数枚取って、乾いた土に挿しておきます。
根が出てくるまで水はあげません。
吸い上げる力がないので、茎から腐ってしまうからです。
葉は、葉挿しにするために、乾いた土の上に並べておきました。
元の株からも数枚取って、葉挿しにします。
カットから3週間後、元株の方に赤ちゃんが出てきました。
しかし、隣に植えてあるトップスプレンダーの葉が、すぐ横まで迫っています!
このまま成長すると、ぶつかり合ってしまう位置に赤ちゃんが出てきているのです。
そして、カットから1カ月余り放置してしまった上部と、葉挿したち。
カット芽の方は、本体がシワシワになってしまいましたが、根っこが出てきています。
葉の方からも、芽と根がバッチリ。
全ての葉から芽と根が出ているので、100%の成功率となりました!
それぞれ土に植えて、水やり開始です。
カットから1カ月半が経った頃、元株から出てきた赤ちゃんが大きくなってきました。
しかし、すぐ横にトップスプレンダーの葉がグイグイと伸びてきています。
多肉の戦いの始まりです!(?)
このままでは、白牡丹の赤ちゃんが押し潰されそうなので、トップスプレンダーの葉をもぎ取るか真剣に悩みました…。
でも自然に任せてみようと、様子を見ることに。
様子を見ようと決めてから1週間後、白牡丹の赤ちゃんとトップスプレンダーの戦いの経過が気になるところ。
観察してみると・・・白牡丹の赤ちゃんが、ヒョロリと抜き出て、押し合い状態から脱出していました!
小さいながらも、白牡丹の赤ちゃんの勝利です!
ちなみに、右に写っている黒い多肉は「くろすけ」。
その後、1カ月半が経ったときの様子です。
カットからは3カ月後の元株と、葉挿したち。
個体差はありますが、スクスクと順調に成長しています。
もうすっかり白牡丹の姿になっていますよね。
半年後には、直径4cm程までに成長しました。
葉挿しをした元の葉も、まだまだ元気ですね。
この先の成長を楽しみにしつつ、見守っていきたいと思います。