名前からして福がやってきそうな多肉植物の福娘(ふくむすめ)。
福娘は、おしろいのような白い粉をまとい、葉先がほんのり紫色に染まります。
肉厚の細長い葉が特徴の、色白美人さんという感じですね。
福娘の水やりのタイミング
葉の白い粉は、雨に当たったり手で触ったりすると、簡単にハゲてしまいます。
ハゲた部分に強い日差しが当たると葉焼けを起こしたり、そこから傷んでしまったり。
葉の上から水やりせずに、根元にかけるように注意してあげましょう。
水やりのタイミングは、育てている環境や個々の性質により、見極めてあげることが大切。
週1回だったり、土が乾いてからだったりと、目安となるタイミングはありますが、アドバイス通りに水やりしているのに腐らせてしまうことも。
逆に、水不足で枯れる可能性は低いと感じています。
水のあげ過ぎよりは、不足気味の方がうまくいくでしょう。
うちの福娘さんは、葉がシワっとしてきて、お水欲しいサインを出してくれます。
福娘を挿し芽で増やす方法
多肉植物は、葉挿しや挿し芽といった方法で簡単に増やすことができるので、お気に入りの株を増やすことも、多肉栽培の楽しみの一つ。
しかし福娘は、葉挿しで増やすことは難しいとされています。
試しに、葉を1つとり、葉挿しに挑戦してみましたが、芽も根も出てきませんでした。
シワシワになって干からびてしまったので、やはり葉挿しには向いていないみたいです。
成功することもあるのでしょうかね・・・?
福娘は、挿し芽で増やす方法が手軽なので、気温も天気も安定している5月にカット!
発根するまで水やりはしないで、乾いた土に挿しておきました。
しかし、福娘さんは、発根するまで長かったですね・・・。
1週間ごとに土から抜いて確認してしまいましたが(イジりすぎ)、なかなか発根を確認できず・・・。
約1カ月後、やっと白い根っこが出ているのを確認しました!
発根を確認してから植えつけて、水やりを開始しましょう。
福娘は、葉挿しには向かないので、挿し木で増やす方法がおすすめです。
春には花を咲かせて楽しませてくれます。
福娘の花は、下向きで細長いオレンジ色。
花茎はグーンと伸びて、約30cm程の長さになり、その先端にツボミをつけました。
何房もぶら下げているので、重そうです。
花びらが、クルンとカールしているのが特徴的で、カワイイですね。
雄しべ雌しべは、長く突き出ています。
ユリの花の形にも似ているような・・・。
お花も楽しみながら、多肉植物を育ててみるのもいいですね。