オーロラは、セダム属に分類されている多肉植物。
葉色のベースは薄い緑色で、白い筋が入っているような色合いです。
反対に、白地に緑色の筋が入った模様の葉もありますよね。
プリプリの葉は、つるつるでピカピカの光沢を持っていて、ツヤツヤです。
夏場の姿は、薄い緑色に斑入りの葉色ですが、寒さが増してくると、葉先からピンク色に染まって、斑入りならではのグラデーションが、まさに夜空を彩る「オーロラ」のよう。
別名「宇宙錦」とも呼ばれているのが納得できる、幻想的な紅葉で楽しませてくれます。
オーロラは、「虹の玉」の斑入り種とのこと。
虹の玉は、暑さにも寒さにも強く、丈夫な印象がありますが、オーロラは暑さに弱いと感じています。
また、強すぎる直射日光にも弱く、葉焼けを起こしやすい品種です。
虹の玉より少々デリケートなので、上手く育てて増やすには、少し手がかかるかもしれませんね。
オーロラでの失敗
オーロラを育てていて、失敗してしまったのは、強い日光で、葉が日焼けをして茶色くなってしまう、「葉焼け」をさせてしまったこと。
日差しが強くなる5月頃~9月頃の期間は、日光に当てる時間を短くしたり、置き場所を日陰に移動させたりと、葉焼けを防ぐための対策が必要ですね。
うちの栽培環境は、8月下旬から、ベランダに直射日光が入ってきます。
まだまだ、肌に当たるとジリジリと熱く感じる日差しに、うっかり長時間当ててしまい、葉焼けをさせてしまいました。
すぐに気付いて、日陰に避難させましたが、斑入りなどの色が薄い品種は、葉焼けしやすいので、気にしてあげないといけませんね。
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オーロラの増やし方
一度にたくさんの株を増やすことができる葉挿しは、オーロラには向いていないそうです。
穂先をカットして挿し穂とする、挿し芽(挿し木)での増やし方は、失敗も少なく、簡単に増やすことができます。
オーロラの葉挿し
オーロラの葉挿しは、発芽しても、斑入りではなく、虹の玉に先祖返りすることがあるそうです。
斑入りの芽が出ても、葉緑素が少ないため順調に成長する確率は低いとか・・・。
難しいとの前情報を持ちつつも、オーロラの葉挿しに挑戦してみました!
5月にオーロラの葉をもいで、葉挿しをスタート。
2週間後には、全ての葉から発芽&発根していました。
発芽した小さな芽は、ピンク色で、虹の玉に先祖返りしていない?と期待しつつ、経過観察です。
根も出ていたので、土に植えて水やりを開始。
半日程度は、直射日光に当たる場所です。
ほとんど真っ白の葉が成長してきています。
中には、緑色の虹の玉へと先祖返りしているものも。
予想していたより、先祖返りの割合は少ないという印象です。
ここから、なかなか成長しませんでした・・・。
虹の玉に戻った株は、順調に大きくなりましたが、オーロラはこの大きさのまま、3カ月経ってもほとんど変化なし。
そして、8月に、暑さでほとんどダメになってしまいました・・・残念。
1つ生き残りましたが、小さいまま紅葉の時期を迎え、ピンクに染まっています。
今回は、夏の管理に失敗してしまいましたが、オーロラの葉挿しは、虹の玉とのミックスなど、色々な姿を楽しめるので、挑戦してみるのも有りですね。
秋からのスタートが、成功しやすいのかもしれません。
オーロラの挿し芽
オーロラを挿し芽で増やす方法は、簡単で失敗も少ないので、葉挿しよりおすすめです。
先端部分の5cm程をカットして、乾いた土に挿しておきました。
1週間後にチェックした時には、まだ根は出ていませんでしたが、2週間後には、発根を確認!
根が出てきたので、水やりを開始して、順調に成長中です。
蒸れや、葉焼けに注意して、乾かし気味に管理すれば、弱ることもなく、元気に育ってくれます。