樹氷の葉は細長く、葉先はとがった形ですが、プリプリとしてカワイイ印象。
色は薄いグリーンで、うっすらと白い粉をまとっています。
セダムとエケベリアの交配で作られた「セデベリア」に属する、樹氷。
園芸品種ということで、初心者にも育てやすい丈夫な多肉植物だと思います。
毎日見たい!多肉カレンダー2019 TSUTAYAオンライン
樹氷の育て方
「樹氷」という名前の通り、冬の寒さに強く、マイナス2℃程度まで耐えられるそうです。
少しくらい霜に当たっても大丈夫なので、育てやすく増やしやすいという特徴があります。
夏の高温多湿には弱いので、蒸れには注意し、高温期には水やりを控えましょう。
多肉植物は乾燥に強いので、1カ月に1回程度の水やりでも大丈夫。
特に、梅雨から夏にかけての蒸し暑い日本の気候は、多肉植物が苦手とする環境です。
土が湿った状態が続くと、株が弱ってしまうので、注意しましょう。
樹氷に限らず、たいていの多肉植物は、乾燥で枯れる心配はほとんどありませんが、水の与えすぎで腐ったり、蒸れたりしてダメになることが多くあります。
夏場は、休眠して暑さに耐えて過ごすので、根からほとんど水を吸い上げません。
水やりもストップして、蒸れを防いであげましょう。
風通しが良い場所に置くことも、蒸れを防ぐポイント。
そして、日光にたくさん当ててあげましょう。
日光が不足すると、茎がヒョロヒョロと伸びて、徒長した状態になり、キレイな姿を保つことができなくなります。
冬は紅葉し、白味が強くなり、葉先がピンク色に染まったカワイイ姿に。
たっぷりの日差しを浴びて、寒さに当たると、紅葉の色が美しくなります。
樹氷の増やし方
挿し芽(挿し木)や葉挿しで、簡単に増やすことができます。
樹氷は葉がぎっしりとつまっているので、挿し芽用にカットする際には、茎が見える程に、葉を数枚取り除きましょう。
この時に取り外した葉は、葉挿しとして使うことができます。
カットした芽は、乾いた土に挿しておくと根が出てきます。
発根を確認したら、水やりを開始しましょう。
根が出る前に水を与えてしまうと、水を吸わずに茎が腐ってしまう可能性があるので、注意が必要です。
取り外した葉は、乾いた土の上に置いておくだけで、芽や根が出てきます。
葉挿しの方も、根が出てから水やりを開始しましょう。